米国で防衛の京口紘人が帰国 同日に父ががんの手術「次、オトン勝たなあかんな」成功報告
ボクシング・WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27)=ワタナベ=が15日、3度目の防衛に成功したアメリカから帰国し、オンライン形式で取材に応じた。京口が自身のツイッターで明かしていた、父の闘病について質問に答えた。
京口は日本時間14日の午後6時14分に「明日は闘病中の父が癌と戦う日 絶対に勝って下さい 神様どうか力を与えてください」(@HirotoK1127より引用)と投稿していた。帰国した京口は「一番は父に頑張ってもらいたかったので、結果を出せたというのは一番よかったかなというふうに(思います)」と心境を語った。
昨年末に診断が出て、今年1月から入院をしたり抗がん剤治療等を受けたりし、手術日が決まった時期は「3月頭ぐらいです」と試合直前だった。
試合後、「僕から電話しました。一番に」と米国での防衛成功を報告したといい、「ダメ出しは特にされなかったですし、今回のコロナ禍で、アメリカで勝ったっていうことにすごく喜んでくれた」、「おめでとうと言ってもらえました」と振り返った。
また、「『俺、勝ったから、次、オトン勝たなあかんな』って激励できたと思うので、頑張ってもらいたいです」と自身の勝利を胸に、手術を乗り切ってくれることを願った。
今後は、自宅での隔離期間に入る。その期間が明けた後に、状況が許せば、直接、喜びを分かち合うつもりだという。
京口は、この日の午後7時18分に自身のツイッターで「父の手術が成功したそうです」と報告。応援してくれたファンへの感謝をつづった。




