ボクシング・ロイヤル小林さん死去、71歳食道がん 元WBCスーパーバンタム級王者
ボクシングの元WBCスーパーバンタム級王者でロイヤル小林のリングネームで活躍した小林和男さんが11月17日に食道がんのため死去した。71歳。ボクシング関係者が8日明らかにした。熊本県出身。家族葬を済ませた。
小林氏は自衛隊で競技を始め、1972年ミュンヘン五輪フェザー級で8強入りし、73年2月に当時の国際ジムからプロデビュー。パンチパーマにひげの風貌、積極的に倒しにいくハードパンチャーで、時代劇のタイトルをもじった「KO仕掛人」の異名を取った。76年10月に世界王座を奪取し、五輪日本代表で初めてプロの世界王者となった。
81年10月の試合を最後に引退。プロ戦績は43戦35勝(27KO)8敗。横浜光ジムなどでトレーナーを務めた。