新日本WTL・矢野&石井が単独首位でV宣言「あと2つ、いってやる」
「プロレス・新日本」(30日、後楽園ホール)
10組が争う「ワールドタッグリーグ」の公式戦5試合が行われ、矢野通、石井智宏がトーア・ヘナーレ、棚橋弘至組を破って5勝2敗とし、単独首位に立った。ヘナーレ、棚橋組は1勝6敗。
ヘナーレが闘志むき出しで石井に挑みかるなど、相手組の意地の攻撃と一進一退の熱戦を展開。だが、終盤に矢野が得意のインサイドワークを発揮して流れを引き寄せ、最後は石井がヘナーレを垂直落下式ブレーンバスターで仕留めた。
石井は残り2試合で単独首位となり、「トップだよ。あと2つ、いってやるから」と優勝を宣言。さらに、「棚橋、いつまでサポート役に徹してんだ。お前が表に出て来んかい。そしたらつぶしてやるからよ。いい子ちゃんでいるんじゃねえぞ」と挑発した。
一方の棚橋は「この試合結果も、この試合内容も、すべてが悔しい。悔しくて頭おかしくなる」と天を仰ぐばかり。ヘナーレは「潔く負けを認め、前に進んでいこうと思う。石井を限界ギリギリまで追い詰めてやった。もしかすると次こそ石井に勝てるかも知れない。それだけの手応えがあった」と収穫を口にした。