Sareee 初代虎から魂伝承マスク贈呈 WWEストロングスタイルとチャリティー

 初代タイガーマスク(右)から伝承マスクを贈呈されたSareee(左から2人目)。左は新間寿会長、右から2人目は新間久会長の孫・野尻栞理さん
ポーズをとるSareee(左)と佐山聡=神田明神ホール
勝利した世志琥(下)とSareee=神田明神ホール
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 「プロレス・リアルジャパン」(9日、神田明神ホール)

 大会開始前に米国の世界最大手団体WWEと契約し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡米を待っているSareee(24)が、団体総監を務める初代タイガーマスクと新間久会長からチャリティー精神とストロングスタイル魂を受け継ぐことを認められた証しとして、伝承のマスクを贈呈された。

 チャリティー精神の伝承はSareee自ら強く申し出て求められたもの。まずはWWE殿堂入りした新間会長が、タイガーマスクがWWF(現WWE)のマジソンスクエアガーデン大会に初出場したときに最初はヤジを浴びたものの試合が始まるとすぐに歓声にに変わったエピソードを披露し、初代タイガーマスクのほかアントニオ猪木、坂口征二、ストロング小林、キラー・カーンら過去にWWFに参戦した選手の気持ちを持ち、「自分自身が鍛えに鍛えた肉体で多くのファンを喜ばせる。その喜びを見て喜ぶ。そういうことを彼女に期待して送り出したい」と、Sareeeにエールを送った。

 続いてパーキンソン病の疑いなどで闘病中で、この日は車いすに乗って現れた佐山が「マジソンスクエアガーデンに上がったとき、会場を見ると3万人の超満員。あの時、足が震えたのを覚えています。武者震いなのか、怖くて震えたのかは分かりません。それぐらい特別なところでした」と“格闘技の殿堂”の雰囲気を回想。「自分だけに力ではありません。いろいろな力がボクにささげてくれて、マジソンスクエアガーデンに上がれたと自負しています。みなさんの力で同じように武者震いするように頑張って下さい」と激励した。

 これを聞いたSareeeは「WWEでも佐山さんのストロングスタイル、チャリティーの精神を受け継いで、WWEに行ったら世界中でチャリティー活動を行っていきたいと思います。しっかりと私が受け継いで、世界に広めていきます」と力強く決意。最後は新間会長の孫で小学2年生の野尻栞理さんから花束を贈呈された。

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