2冠王者・内藤、東京Dで飯伏、ホワイトと2日連続防衛戦要求「たまには俺の意見を」

会見で2日連続のIWGP2冠王座防衛戦を要求した内藤哲也(新日本プロレスワールドより)
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 新日本プロレスは8日、オンライン会見を配信し、IWGPヘビー級・同インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也が来年1月4、5日に開催される東京ドーム大会で、初日に飯伏幸太、2日目にジェイ・ホワイトの挑戦を受ける2日連続の防衛戦を行うことを希望した。

 前日に行われたエディオンアリーナ大阪大会で内藤はEVILの挑戦を退けて2冠王座の初防衛に成功し、ジェイホワイトは東京ドーム・同2冠王座挑戦権利証保持者の飯伏幸太から史上初の同権利証奪取に成功。だが、ホワイトは逆さ押さえ込みで飯伏にフォール勝ちした際、両足をロープにかける反則をしていたように見え、飯伏は抗議していた。そして、ホワイトは内藤に東京ドーム大会の初日は欠場し、2日目に挑戦することを要求していた。

 この日の会見には内藤とホワイトが出席。まずはホワイトが1人で現れ、前日と同じく東京ドーム大会の初日は欠場して2日目に内藤に挑戦することを主張。そして、表面に英語で「IWGPヘビー級&インターコンチネンタル選手権 2021・1・4 東京ドーム」と書かれたブリーフケースから権利証を取り出し、ブリーフケースを投げ捨て、権利証を引き裂く暴挙を働いた。

 そして、権利証に初日は休んで2日に挑戦する文面に書き換えることと、ブリーフケースを自身のデザインのものに変えることをなどを要求。飯伏が前日の裁定に異議を唱えていることを問われると、「レフェリーがカウントしたのだから、文句があるならレフェリーに言うべきだ」と取り合わなかった。

 続いて、ホワイトの退場後に内藤が登場。「何年か前から、この新日本プロレスには権利証システムがある以上、権利証保持者の意見は優先されるべきだとオレは思います。権利証保持者の挑戦が4日であろうと5日であろうと大して変わらないでしょう。なので、ジェイ・ホワイトの希望通り、5日に決定でいいんじゃないでしょうか」と、要求を受け入れることを表明した。

 続けて、「2日間ともメインイベントでタイトルマッチがしたい」と強く主張し、1月4日の挑戦者に飯伏幸太を指名。「確かに彼は昨日、権利証を失った。そんな彼に東京ドームでオレとタイトルマッチを戦う資格はないでしょう。でも、オレも参加していた今年のG1クライマックスに優勝し、連覇を達成した姿を見て、オレは悔しかった。そんな悔しい思いを抱いたまま1月5日の東京ドーム大会のメインイベント、ジェイ・ホワイトの前に立つのは納得がいかない。一番対戦したい相手は、ジェイ・ホワイトには申し訳ないけど、飯伏幸太なんでね」と理由を説明した。

 そして、「新日本プロレスには慎重に判断していただきたい。オレの希望が通ってしまったら、権利証システムって一体何だったの。来年以降、権利証なんていらないじゃんという話になってしまうからね」とも要求しながらも、「たまにはオレの意見を聞いてくれてもいいでしょう。毎回毎回オレの意見が無視されるようだとさ、東京ドーム大会ボイコットしちゃうかもよ」と団体に揺さぶりをかけた。

 会見の最後には新日本プロレスの菅林直樹会長が登場。この会見で予定していた東京ドーム大会の第1段対戦カード発表を、慎重に協議して改めて発表すると説明した。

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