新日本・KENTA、棚橋退けUS権利証防衛!「人生最後に笑えばいい」

棚橋弘至(左)を攻めるKENTA=エディオンアリーナ大阪(撮影・山口登)
KENTAのGAMEOVERで棚橋弘至(中央)は敗れる=エディオンアリーナ大阪(撮影・山口登)
KENTA(右上)は棚橋弘至を破りリングの上から挑発する=エディオンアリーナ大阪(撮影・山口登)
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 「プロレス・新日本」(7日、エディオンアリーナ大阪)

 IWGP USヘビー級王座(王者ジョン・モクスリー)挑戦権利証争奪戦が行われ、保持者のKENTAが棚橋弘至の挑戦を退けて防衛した。

 KENTAはメークアップされた棚橋の髪をかき乱すなど挑発的なファイトだけでなく、権利証入りのアタッシェケースで殴打するなどして優位に試合を展開。終盤にはスリングブレードを浴び、テキサス四つ葉固めで捕らえられるピンチに陥るも切り抜け、最後は変型フェースロックのGAME OVERで背中が反り返るほどに絞め上げてギブアップさせた。

 バックステージでのKENTAは両面が破損したアタッシェケースを見せつけながら「弁償していただきましょうかね、棚橋君。今日、新たに裏も壊れたよ」と賠償請求。自身がWWEにいた時代に台湾遠征で棚橋らと食事に行った記憶を思い出し、「棚橋弘至、中邑真輔、ASUKA、輝いている人たちを見て、その中に入っていけない自分が悔しかった。このままで終わってたまるかって」と話しながら、「少なくともやれてることに充実感がある。もう一回あの会があったとしても、今のオレだったら胸を張って入っていける。オレが何が言いたかったかって言うと、人生最後に笑えばいいじゃんてこと」と誇らしげだった。

 一方の棚橋は「悔しいね。負けたことも悔しいし、いい結果をみんなに伝えられなかったことも悔しいよ。さあ、どこに向かおうか。東京ドームに行きてえなあ。積み上げていかないと。時間ないけど、考えて考えて。オレに暗い話題は似合わないでしょ」と、来年1月4、5日に予定されている東京ドーム大会参戦に意欲を示した。

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