「プロレス・全日本」（２４日、後楽園ホール）

　ＺＥＲＯ１から参戦の田中将斗が６人タッグ戦ながら初対戦した宮原健斗に勝利し、宮原に、ＴＡＪＩＲＩとのコンビで出場する世界最強タッグ決定リーグ戦（１１月１８日開幕）で「テーブルの上でお前を木っ端みじんにつぶしたるからな」と予告した。

　田中はＴＡＪＩＲＩ、ジェイク・リーと組んで、最強タッグに出場する宮原、青柳優馬組に大日本の関本大介を加えたトリオと対戦。一進一退の攻防から、竹刀を用いたＴＡＪＩＲＩのインサイドワークでチャンスをつかみ、最後は自ら優馬をスライディングＤで仕留めた。

　試合後、ハードコア戦士の田中はマイクを持つと、宮原に向かって「イスも使ってへん。テーブルも使ってへん。それなのにこのザマか。お前、全日本の顔の１人だよな」と罵倒。「次に当たるとき、テーブルの上でお前を木っ端みじんにつぶしたるからな。その先に何があるか、オレはここに確かめに来たからな」と予告した。

　バックステージでも田中は「何の問題もない。ＴＡＪＩＲＩさんがコーナーに控えて、分断されようが分断しようが何の問題もない。彼（宮原）をテーブルの上に沈めたかったけど、最強タッグの楽しみに取っときます」と自信のコメント。新型コロナウイルス感染拡大の影響により今年の最強タッグは海外からの参戦選手なしで開催されるが、田中はＥＣＷ、ＴＡＪＩＲＩはＷＷＥで活躍するなど海外経験が豊富であり、ＴＡＪＩＲＩが「ウチらが登場するから、やっと世界最強タッグだな」とアピールすると、田中も「それは言えるよね。世界を知っている２人というのは、世界最強タッグにふさわしいと思う」と同意した。