全日本・諏訪魔&石川「負けたら解散」回避V5!仲直りで世界タッグ連覇へ弾み

 「プロレス・全日本」(24日、後楽園ホール)

 世界タッグ選手権試合が行われ、王者の“暴走大巨人”諏訪魔、石川修司組が芦野祥太郎、羆嵐組を破って5度目の防衛に成功した。

 5日の試合でサンドイッチラリアットの同士打ちから不協和音が生じ、「負けたら解散」を宣言してこの試合に臨んだ2人。芦野のレスリングテクニックと羆嵐のパワー殺法を生かした挑戦者組の好連係に石川が長時間捕まるなど苦しめられたが、諏訪魔に救出されると、握手して仲直り。最後は羆嵐を捕らえてローリング式のサンドイッチラリアットを成功させ、編隊飛行のドロップキックを発射すると、石川がカミゴェ、ランニングニーリフト、ジャイアントスラムをたたみ掛けてトドメを刺した。

 マイクを握った石川は「芦野、羆嵐、めちゃめちゃ強かった。諏訪魔さんとケンカしたままなら勝てなかった」と戦いを振り返り、「45歳になってなにケンカしてんだって、客観的に見たらすごい恥ずかしくなったんだけど、45歳だからなかなか謝れずにいて、どうもすみませんでした」と諏訪魔に謝罪。諏訪魔も「オレのバカさで問題起こしちゃって申し訳ない。オレもいろいろあったけど、最高の仲間とこのままケンカ別れするのはいかがなものかと思ったんだよね。本当に申し訳ない」と頭を下げ、世界最強タッグ決定リーグ戦(11月18日開幕)へ向け、「2年連続の優勝を目指して、よろしくお願いします」と呼び掛けた。

 バックステージでも石川が「戦いの中で純粋に助けを求めたというか、背中を押されて、そういう面でもプロレスっていいなと思いました」と実感すれば、諏訪魔は「初めてだな、こんな多くの人の前でごめんなさいするの」と頭をかきながらも、「ここで結束できたからには、次は最強タッグ2連覇。オレはしたいと思うんだよね。まだまだ伝説を更新していく」と改めて誓った。

 続けて、石川は「(結果と内容)独占して完全優勝。それで終わりですよ。2020年は」と宣言。諏訪魔も「若いヤツらに教えてやる。たたき込んでやるから。アイツらヤベエなって。調子に乗ったら誰も止められないからね」と闘志を燃やした。

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