新日本G1・ザック、EVILに技あり逆転勝ち!内藤にも勝てば「オレのG1は終わり」
「プロレス・新日本」(20日、エディオンアリーナ大阪)
20選手が2ブロックに別れて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」Bブロックの初戦5試合が行われ、IWGPタッグ王者ザック・セイバーJr.が前IWGPヘビー級・同インターコンチネンタル2冠王者EVILに勝利した。
セコンドのディック東郷の介入も交えたEVILのラフ殺法に苦しみながらも、変幻自在の関節技で応戦したザック。だが終盤、サッカーボールキックを捕らえられると、そのままレフェリーにぶつけられてレフェリーが失神。無法地帯となったリング上で、東郷も加わっての2人攻撃にさらされてしまう。
そして、EVILはレフェリーの意識が戻ったのを見計らってダークネスフォールズを繰り出し、必殺のEVILでトドメを刺そうとしたが、ザックは巧みに体を入れ替え、そのままヨーロピアンクラッチで丸め込んで逆転の3カウントを奪った。
初戦で難敵を突破したザックは「おい、EVIL、ハッピーハロウィーンだ。ばか野郎」と、してやったりの表情。次戦の内藤哲也戦へ目をやり、「ばか野郎と言えば、新日本一のばか野郎の内藤だ。今日、オレに3カウントを獲られたのは前2冠王だ。つまり、オレが内藤をタップアウトさせたら、自動的にタイトルマッチが保証される」と、勝てば内藤が保持する2冠王座に挑戦できることを主張し、「それでオレのG1は終わりにさせてくれ。優勝は仲間のタイチが鈴木(みのる)に譲る」との意向を示した。