ボクシング・デラホーヤ氏が現役復帰「リングが恋しい」 世界王座6階級を史上初制覇

 ボクシングで史上初の6階級制覇を達成したオスカー・デラホーヤ氏(47)=米国=が現役復帰を表明した。19日にスポーツ専門局ESPN(電子版)に対し「リングが恋しい。ボクシングを愛している」と切実な思いを語った。エキシビションではなく実際の試合に出場する意向を示している。

 デラホーヤ氏は1992年バルセロナ五輪で金メダルに輝き、プロ転向。スーパーフェザー級からミドル級まで6階級で世界タイトルを獲得し「ゴールデンボーイ」の異名を取った。2008年12月にマニー・パッキャオ(フィリピン)に敗れた一戦を最後に引退した。

 その後は薬物やアルコール依存症に陥った苦闘の時期を経て、15年に現役復帰の可能性を示唆したものの、結局は断念した。だが今回は「数週間以内にスパーリングを始める」と決意を示し、「トップの選手なら誰とでも対戦したい」と自信をのぞかせた。

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