新日本・裏切り者EVIL ヒロムとの前哨戦勝利「お前は勘違いしている」
「プロレス・新日本」(20日、後楽園ホール)
新日本が“聖地”後楽園ホールで2月22日以来の有観客試合を再開。25日の愛知県体育館大会で高橋ヒロムの挑戦を受けるIWGPヘビー級・同インターコンチネンタル王者EVILが6人タッグの前哨戦で勝利した。
12日に所属ユニットのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)を裏切ってバレットクラブ(BC)入りして2冠王座を奪ったEVILは、外道、新たに結託したディック東郷とのBCトリオで、ヒロム、内藤哲也、BUSHIのLIJトリオを迎撃した。だが、ヒロムはリング上でコスチュームを脱ぐと、なんと中にはBCのTシャツを着用。そして、LIJを裏切ってBCと結託するふりを見せたのもつかの間、BCに奇襲をしかけた。
だが、その後はBCが悪のインサイドワークを駆使して優位に試合を展開。最後はレフェリーの注意を引きつけている間に東郷がワイヤーでBUSHIの首を絞めてグロッギー状態に追い込み、EVILがEVILでトドメを刺した。
試合後、EVILにつかみかかったヒロムに、またも東郷がワイヤーで首締め。EVILが追い打ちのEVILを仕掛けようとしたが中断した。EVILはマイクを持つと、「ヒロム、お前のやり方なんてな、すべてお見通しなんだよ。名古屋の地で地獄の底に葬ってやる。それまでEVILは取っといてやるよ、よく覚えとけ」と不気味に宣言。さらに、バックステージでは「お前は勘違いしているぞ。オレこそが正義なんだ」と、裏切りに敵意を見せるヒロムに向けて強弁した。
一方のヒロムは「面白れえ。すべてお見通しってわけか。まいったな。隠してもしょうがねえ。すべてを出してやる。お前のダークネスワールドをヒロムちゃんワールドにしてやる」と予告した。