新日本NJC・EVILがブーイングの初V!盟友・内藤と2冠戦も裏切りのBC入り

 オカダ・カズチカとの試合後、リング上に現れた内藤哲也(左)を投げ飛ばしたEVIL(撮影・北村雅宏)
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 「プロレス・新日本」(11日、大阪城ホール)

 32人参加のシングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」の決勝戦が行われ、EVILがオカダ・カズチカを破って初優勝を果たし、12日の大会でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の盟友でIWGPヘビー級・インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也に挑戦することが決まった。

 2月26日以来136日ぶりの有観客試合。1万人以上収容の大会場だが、新型コロナウイルス感染防止のために動員を三分の一に制限したことで3318人の来場となり、大声での応援を控えることを求められたため、本来ならば熱狂の中で行われるはずの決戦も静かな中で進んでいった。

 初の決勝進出を果たし、千両役者のオカダを迎え撃ったEVIL。必殺のレインメーカーを繰り出す右腕をイスで殴打するなど集中的にいたぶり、股間打ちを放つなどなりふり構わぬ攻撃で主導権を握る。だが、オカダの執ような変型コブラクラッチなどの猛反撃を受けるが、なんと両者とは別ユニットのバレットクラブの外道と高橋裕二郎が介入し、裕二郎がオカダに変型リバースデスバレーボムのマイアミシャインを見舞って大ダメージを与える。

 それでも意地を見せるオカダにまたも変型コブラクラッチで捕らえられたが、レフェリーにオカダの体をぶつけて脱出。レフェリーが意識を失っている間にさらに強烈な股間蹴りを放ち、レフェリーの意識が戻ったところで必殺のEVILを見舞い、3カウントを奪った。まさかの展開には、大声を控えてきた観衆からブーイングがもれた。

 これまでも股間攻撃を用いるなど、なりふり構わぬ攻撃で勝ち進み、ついに初優勝をもぎ取ったEVILはリング上で「今年のニュージャパンカップ、圧倒的に完勝したのはこのオレ、EVILだ」と絶叫し、内藤を呼び出した。盟友対決を臨んでいた内藤は「EVILのなりふり構わず結果にこだわる姿、おれは好きだぜ」と優勝をたたえ、「明日行われるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン同士による初めてのタイトルマッチ、お互い楽しもうぜ」と呼び掛けた。

 そして、LIJのパフォーマンスであるグータッチを求めたが、EVILはなぜかバレットクラブのポーズであるウルフパックを決め、さらには内藤にEVILを見舞ってKO。ブーイングの中で、姿を見せたバレットクラブの面々とリング上で勝ち誇った。

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