新日本NJC・EVILが小島との20分超の熱闘制す「何が何でも優勝する」

 「プロレス・新日本」(23日、会場非公表=無観客試合)

 32人参加のシングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」の1回戦4試合が行われ、EVILが小島聡を破って2回戦に進出した。

 EVILにとって小島はプロ入り前に修行したアニマル浜口ジムの先輩でもあり、この日は気迫を前面に押し出して真っ向勝負を展開。小島得意のラリアットを繰り出す右腕を集中攻撃するも、小島の雪崩式コジコジカッターなどで反撃される。

 終盤は、激しいラリアット合戦を展開。そして、レフェリーを利用してのマジックキラー、雪崩式脳天砕きなどで追い込む。だが、粘る小島の強烈なカウンターのラリアット、追撃の後頭部ラリアットで一転して窮地に陥るも、最後は小島がトドメとばかりに繰り出したラリアットをカウンターのEVILで迎撃。20分超の激闘にケリをつけた。

 ニュージャパンカップで3年ぶりの勝利を挙げたEVILはマイクを持つと「1回戦突破だ。この野郎。このオレが、今年のニュージャパンカップ、何が何でも優勝してやる。よく覚えとけ」と優勝を宣言。バックステージでも「小島のラリアットは強烈だ。確かに強烈だ。だが、勝ったのはこのオレだ。何が何でも優勝してやるからな。そして内藤(哲也)の持つベルト2本(IWGPヘビー級・インターコンチネンタル2冠王座)を奪い、覇者で王者の3冠王になってやる」と再度宣言した。

 一方、敗れた小島は「負けたらダメなんだ。キャリアの長いベテランレスラーは負ければ負けるだけ、実戦から遠のいていく。だから絶対に勝たなきゃいけなかった。とても悔しい」と落胆。「だけど、全力で試合をしたのは確かだから、それはEVILが強かったってことだと思う。あきらめるとか、あきらめないとか、そういう所にいる選手じゃないけど、プロレスを続けて行くことだけは幸せに思ってるから。自分のやりたいこと、コロナウイルスでできなかったプロレスを、今精いっぱい、自分のやれる試合をやっていこうと思います」と前を向いた。

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