WWE、スター選手ら大量解雇でひと月4億円節減 選手は涙の動画投稿

 世界最大のプロレス団体WWE(本部・米コネティカット州)は15日(日本時間16日)、公式ホームページでスター選手やレフェリーら20人の解雇を発表。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による経営悪化が理由で、米メディアによると、WWEパフォーマンスセンターでコーチを務めるケンドー・カシンらも含まれており、約30人が対象だという。

 解雇されたのは、アトランタ五輪レスリング金メダリストとしても知られる元WWEヘビー級王者でWWE殿堂入りも果たしているカート・アングルやドレイク・マーベリック、元タッグ王者のカール・アンダーソン&ルーク・ギャローズら、同団体を支えてきた選手たちばかり。解雇通告を受けたマーベリックは自身のツイッターに動画メッセージを投稿し、涙ながらに「俺が心から愛するたくさんの人たちに別れを告げるチャンスはないだろうな」などと語った。

 この日、ホームページに掲載されたリリースによると、スター選手やスタッフの大量解雇のほかに、幹部の給与カットや建設予定の新社屋の工事中断を行うことで、1カ月あたり400万ドル(約4億3000万円)の経費節減できるという。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、米国内のほぼすべてのスポーツイベントの開催が延期や中止になる中、WWEは興行を継続し、テレビでは週3回のペースで放送。米スポーツ専門局ESPNによると、今後数週間は録画映像を使い、その後は無観客の会場から生中継を行う予定だという。

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