K-1にも新型コロナウイルス影響 王者と対戦予定の中国人選手が欠場

 「K-1・K’FESTA.3」(3月22日、さいたまスーパーアリーナ)

 新型コロナウイルスの影響が、K-1にも及んだ。

 K-1を運営するM-1スポーツメディアは20日、スーパーファイトでK-1ライト級王者・林健太(FLYSKY GYM)と対戦予定だったジュー・シュアイ(中国/遼寧創新ジム/CFP)が欠場することを発表した。

 同社では中国の現状を「スポーツジム・格闘技ジムの運営も当面禁止という状況が続いております。また中国の日本大使館との連絡も通常より時間がかかる状態で、ビザ申請・発行が困難な状態」と説明。「K-1実行委員会とシュアイ選手が所属する中国・WLF武林風で協議を重ねた結果、選手・セコンドが3月22日のさいたま大会に向けて国外に出国出来る可能性が極めて低いと判断し」欠場を決めたとした。

 中国の大手格闘技イベント「WLF武林風」も、「現在多くの選手は練習を行える状況になく、また今後、日本をはじめとする諸外国への出国に規制が加えられる可能性も否定できません」と、欠場の理由を説明した。

 ジューに代わり、スウェーデンのキム・フォークが林と対戦することも発表された。

 フォークは27歳で、戦績は42戦33勝(16KO)8敗1分。タイトル歴はWBCムエタイスカンジナビアライト級王者、WMCスウェーデン同級王者。ムエタイベースの攻撃的なファイトスタイルが持ち味で、パンチを得意としているという。

 ジューは欠場を林、関係者、ファンに謝罪し「今後チャンスがありましたら、必ずK-1に出場したい」と約束。林は「理由が理由で仕方ないので、気持ちを切り替えて3月22日は頑張ります」とコメントした。

 フォークは「K-1で戦うチャンスが巡ってきたことをとてもうれしく思う。自分はアグレッシブなファイトスタイルで観客を盛り上げることを意識して戦っている。林は全体的に技術が高く、前に出る圧力も強い。見応えのある試合になると思う。日本のファンにインパクトを残す」と燃えている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス