暴走大巨人、仲間割れ寸前も世界タッグV1 諏訪魔「疑って悪かった」

 「プロレス・全日本」(11日、後楽園ホール)

 世界タッグ王者の“暴走大巨人”諏訪魔、石川修司組が、この日に初陣を迎えたユニット、パープルヘイズのルーカス・スティール、入江茂弘組を破って初防衛に成功した。

 パープルヘイズを率いるイザナギに仲間割れを予告、分断工作を受けていた暴走大巨人。試合前にはUTAMAROとともに挑戦者組のセコンドに付いたイザナギに「お前らどっちが裏切ってくれるんだ。オレたちはどっちでもいいんだぞ」と挑発された。

 挑戦者組の奇襲で始まった戦いは、パワーで勝る暴走大巨人が逆襲。サンドイッチラリアットが同士打ちとなって小競り合いを繰り広げたが、仲間割れはには至らず。その後はイザナギとUTAMAROの介入に苦しめられながらも、最後は諏訪魔がスティールをバックドロップ3連発で粉砕し、2人はリング上で和解の握手を交わした。

 バックステージではまず諏訪魔が「石川選手、疑って悪かった。向こうのやり方に動揺して、ちょっと疑ってしまったのが今回の損失だと思う。申し訳ない」と謝罪。

 石川も「諏訪魔さんはタッグパートナーでもあるけど、ライバルだと思ってて。向こうの『こっちこい』というので利用されて、そっちの方が対角線上に立ちやすいのかなと思った部分もあったんですけど、やっぱり正々堂々とした形で、諏訪魔さんの前に立つときは、理由も目的も明確になった状態で立ちたいなと。こんな中途半端な形じゃ申し訳ないので」と釈明すると、諏訪魔は「分かった。正々堂々とやれるようにオレも頑張るわ」と理解した。

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