新日本・小島、日本人初のCMLLヘビー奪取ならず「甘くねえよ、プロレスは」
「プロレス・新日本」(19日、後楽園ホール)
メキシコCMLLとの合同興行が行われ、CMLL世界ヘビー級選手権試合は挑戦者の小島聡が王者ウルティモ・ゲレーロに敗れ、日本人初の同王座奪取を逃した。
客席の奥深くまで入り込んで乱闘を繰り広げるゲレーロのラフファイトに苦しめられた小島。エプロンでもDDT、プランチャ、垂直落下式脳天砕きなどで反撃するが、最後はカウンターのラリアット、パワーボム、雪崩式裏脳天砕きのゲレーロ・スペシャルをたたみ掛けられて3カウントを聞いた。
14年に獲得したNWA世界ヘビー級王座以来6年ぶりのシングル王座戴冠を逃した小島は「そうはうまくいかねえよ。甘くねえよ、プロレスは」と王者の壁を痛感。それでも、「とても厳しい戦いだけどさ、生きてりゃまだいいことあるだろ。死んでないんだ。今、ボロボロだけど、立って、歩いて帰ってきたぞ。また明日から頑張ればいいじゃないか。全然大丈夫だから。また明日から懸命に生きていく」と前を向いた。