ライガー最終戦で玉砕「悔いない。100点満点」引退惜しむ声に満足げ

ファンに最後のあいさつをした後、一礼する獣神サンダー・ライガー=東京ドーム
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 「プロレス・新日本」(5日、東京ドーム)

 獣神サンダー・ライガーの引退試合が行われた。これがラストマッチとなるライガーは、若手時代のライバルだった佐野直喜(54)とタッグを組み、現IWGPジュニア王者の高橋ヒロム(30)、リュウ・リー組と対戦。12分16秒、ヒロムがタイムボムからの体固めでライガーから3カウントを奪った。

 入場テーマ「怒りの獣神」が流れるとドームは熱狂に包まれた。ライガーは現トップ選手2人に対し、ロメロスペシャル、掌底、パワーボム、垂直落下式ブレーンバスターと得意技を繰り出したが、最後は現王者の前に玉砕。敗れはしたものの、最後までトップレスラーとしての意地を見せた。

 引き揚げる際には「ライガーありがとう」「辞めないで」というファンの声援を受けた。試合後の会見では「希望通りですね。なんの悔いもない。どうしても引退というとしんみりするが、好きじゃないので、しんみりするのは。本当に引退するのかな?そういう声が聞こえたら100点満点」と胸を張った。

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