尚弥、米倉に惜敗も次は勝つ 過去最高!視聴率15.2%もドクターX17.8%

 階級最強を決めるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝戦で元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(36)=フィリピン=を破って優勝したWBAスーパー、IBFの同級統一王者、井上尚弥(26)=大橋=が8日、横浜市内で一夜明け会見を開いた。フジテレビ系で放送された生中継の平均視聴率が自身の試合で過去最高となる15・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)に達し、「ボクシングをあまり知らない人にも見てもらえたのかな」と喜んだ。

 “モンスター”の実力に人気がようやく追いついた。尚弥とレジェンドボクサー、ドネアのバンタム級世界一を争うスリリングでハイレベルな激闘の視聴率は平均15・2%、瞬間最高20・5%と、過去の尚弥の試合中継で最高を記録。「トーナメントが決勝ということもあり、注目度も高く、ボクシングをあまり知らない多くの人にも見てもらえたのかなと思うとうれしい」と喜んだ。

 デビュー以来圧倒的な勝利を続けてきたが、視聴率は1ケタ台の苦戦が続いた。だが、前戦までの3試合連続秒殺劇で知名度はぐんぐん上昇。昨年10月のWBSS1回戦フアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)戦は8・4%だったが、今年5月に英国で行われた同準決勝エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦で録画中継ながら10・3%と2ケタに乗せ、今回は高視聴率と言えるレベルに到達した。

 それでも、リング上のような“最強”の座には届かなかった。同時間帯の視聴率トップは「私、失敗しないので」の決めゼリフで有名な米倉涼子主演のドラマ「ドクターX」(テレビ朝日系)の17・8%。“ドネア超え”の次は“米倉涼子超え”だ。

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