V2防衛の田中恒成 今月1週間ほど熱を出していた…「まだまだ甘い」

 WBO世界フライ級王者の田中恒成(24)=畑中=が2度目の防衛から一夜明けた25日、名古屋市内で記者会見を開いた。

 指名挑戦者のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)を効果的なボディー攻撃の末、7回TKOで退けた。試合直後には「コンディション作りがうまくいかず、体が思うように動かなかった」と振り返っていた王者だが、8月に入って体調を崩していたことを明かし、「1週間ほど熱を出して減量が遅れた影響があった。その辺がまだまだ甘いところ」と反省も口にした。

 フライ級では最後の試合となる見通しの次戦について、畑中清詞会長は「年内にもう1試合やりたい。いろんな選択肢がある」と改めて語り、田中は「モチベーションは高い。統一戦でもできればやりたい。まだまだ先を見てやっているので、レベルアップできればいい」と、4階級、5階級制覇を念頭に置いた。

 会見前には、田中を支援する亀田屋酒造(長野県松本市)の日本酒「アルプス正宗」が報道陣にも振る舞われ、V2達成を祝して乾杯が行われた。試合後とあって田中はアルコールを口にすることはなかったが、「KOで勝てて良かった」と喜びを口にした。

 休養に入る王者は近々、引っ越しすることを明かし、「一人暮らしを始めて4年くらい、ずっとそこに住んでいたので、荷物が増えて足の踏み場もない」と苦笑い。間取りも広くなる新居を心待ちにした。

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