井上尚弥、一番焦った試合はエルナンデス戦 では一番強かった相手は?

 ボクシングのWBA・IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(26)=大橋=が11日、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」に生出演。世界中に衝撃を与えた「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」準決勝を振り返るとともに、これまでで最も苦戦した試合などを激白した。

 井上は5月18日に英国グラスゴーのSSE・ハイドロで開催されたWBSS準決勝で、IBF世界同級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2回TKOで圧倒。事実上の決勝戦ともささやかれた全勝対決を、3度のダウンを奪う衝撃的な勝利で飾った。

 これでデビュー6戦目でWBC世界ライトフライ級王座を獲得した試合から世界戦を13連勝(12KO)。通算戦記は18戦全勝(16KO)となった。

 番組パーソナリティーの伊集院光に「一番パニクった試合は」と聞かれると、「2014年にライトフライ級を初めて取った試合ですね」と、初の世界王座獲得試合である14年4月のアドリアン・エルナンデス(メキシコ)戦を挙げた。「3週間前にインフルエンザにかかり、1週間練習できず、2週間で10キロ(体重を)落とさないといけない状況だった。2週間、絶食ですね」と調整段階で狂いが生じた。

 急激な減量で試合前半から足をつりかけ、「頭の中が混乱。長くないな」と感じたという。そして6回に勝負をかけ、王者を倒して試合を決めた。「一番焦った試合。足をつる想定はしていなかった」と振り返った。

 エルナンデス戦は自身のコンディションに問題があった試合ということで、伊集院からは「一番強かった選手は?」と質問が続いた。これには少し考え込み「やっぱり判定になったのが2試合なので、ベストで挑んだ4戦目の日本タイトルマッチ。当時日本チャンピオンの田口選手に挑んだ試合ですね」と、後にライトフライ級で世界2団体統一王者となる田口良一(ワタナベ)の名前を挙げた。

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