井上尚弥、世間への影響力も“モンスター級”
「ボクシング・WBSS準決勝、IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(18日、グラスゴー)
WBA王者の井上尚弥(26)=大橋=がIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=を圧巻の2回1分19秒TKOで破り、IBF王座を獲得した。2回に3度のダウンを奪う完勝だった。決勝ではWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36)=フィリピン=と対戦する。
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尚弥はWBSSでは、ベルトラインに長男の明波(あきは)君(一つ)の名前が入ったトランクスを着用している。明波君は母とともにリングサイドで父のグラスゴーでの圧勝劇を見届けた。
尚弥は昨年10月のWBSS1回戦でパヤノを破った後、明波君をリングに上げて勝利インタビューに応えたが、1月3日付デイリースポーツに掲載された元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏との対談で、その後日談を披露してくれた。
明波君が身につけていたインフルエンザ予防のエアーマスクがテレビに映し出されたことで、井上家にどっさりマスクが届けられたという。今や世間への影響力も“モンスター級”だ。(デイリースポーツ・ボクシング担当・洪経人)