井上尚弥 大一番を前にツイッター更新「さぁいよいよだ。準備しよか」

 「ボクシング・WBSS準決勝、IBF世界バンタム級王座統一戦」(18日、グラスゴー)

 WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(26)=大橋=がIBF世界同級王者のエマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=と対戦する階級最強決定トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の準決勝のゴングまで5時間ほどとなった18日午後、自身のツイッターを更新。「さぁいよいよだ。準備しよか」と事実上の決勝対決ともいわれる全勝対決に気持ちを向けた。勝者はすでに決勝進出を決めているWBA同級スーパー王者のノニト・ドネア(フィリピン)と次戦で対戦することになる。

 試合は英国スコットランド・グラスゴーのSSEハイドロで開催され、ジョシュ・テイラー(英国)とIBF世界同級王者イバン・バランチェク(ベラルーシ)によるWBSS・スーパーライト級準決勝と、ダブル世界戦として決行される。

 WBAとIBFの王者の対決だが、WBAのバンタム級にはスーパー王者のドネアが存在する。IBFの規定では、スーパー王者が君臨する場合、レギュラー王者との統一戦は認めておらず、試合はロドリゲスのIBF王座のみが賭けられる。井上は勝てば2本のベルトを獲得することになり、敗れればWBA王座は空位になる。

 井上は昨年10月7日に横浜アリーナで元WBA世界同級スーパー王者のフアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)とWBSS1回戦を戦い、70秒KOの圧勝でこれを突破。衝撃的な試合内容が世界中で話題となり、今大会の優勝候補筆頭と見られている。戦績は井上が17戦全勝(15KO)ロドリゲスは19戦全勝(12KO)。

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