全日本CC・宮原 天龍以来18年ぶり三冠王者で初V!「令和のエースはオレ」

ジェイク・リー(左)の後頭部に強烈な膝蹴りを見舞う宮原健斗
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 「プロレス・全日本」(29日、後楽園ホール)

 18選手がA、B2ブロックに別れて争ったシングルリーグ戦「チャンピオンカーニバル」の優勝決定戦が行われ、Aブロック1位の宮原健斗がBブロック1位のジェイク・リーを破って初優勝を果たした。三冠ヘビー級王者の優勝はジャンボ鶴田(91年)、スタン・ハンセン(92年)、三沢光晴(98年)、ベイダー(99年)、小橋建太(00年)、天龍源一郎(01年)に続く18年ぶり7人目。

 同じ平成元年生まれ同士のリーとの決戦となった宮原。鬼気迫る表情で繰り出すリーの荒々しい蹴りの連打、エルボーなどの打撃に苦戦しながらも、重い頭突き、ヒザ蹴りブラックアウトなどで反撃する。終盤にはリーのヒザ蹴りからの豪快なバックドロップで3カウントを奪われる寸前まで追い込まれたが、最後は必殺のシャットダウン・スープレックス・ホールドをマットにたたきつけ、27分超の死闘にピリオドを打った。

 6度目の出場、三冠ヘビー級王者としては4度目の出場で初めて栄冠を手にした宮原はリング上で大トロフィーを抱きしめると、「全日本プロレスの歴史を動かしたぞー!」と絶叫。大健闘した同い年のリーを「今日、新たな出会いがあった。お前、オレのライバルだ」と認めた。

 そして、「令和のプロレス界のエースはオレだろ」と不敵に言い放ち、「チャンピオンカーニバル覇者、三冠ヘビー級チャンピオンとして、全日本プロレスを5月から、さらに令和のエースが上へ持っていく」と宣言。続けて、「次のチャレンジャーは誰だ、誰だ?」と5月20日に後楽園ホールで行われる三冠ヘビー級王座4度目の防衛戦の相手をファンに問いかけたものの、「今日は余韻に浸らせてくれ。次のチャレンジャー、5月以降に関してはあしたにしてくれ」と、自ら打ち切った。

 インタビューでは「あまり満足したことないんだけどね、今まで生きてきて。今日はちょっと満足した。とにかく歴史を動かすのが目標だった。それを果たすことができた」と充実感いっぱいの表情。令和のライバルにリーを指名したことを、「新しい時代はオレがチャンピオンになった数年前から始まっている。ただ、新たなエネルギー、新たな時代が出てきたと言うこと」と説明し、「歴史を動かした男、背負っているものは大きいぞ」と、文句なしのエースに上り詰めた自覚を示した。

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