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“問題児”ネリが29連勝 米国デビュー戦で元世界王者を4度倒し5回TKO

 「ボクシング・10回戦」(16日、アーリントン)

 前WBC世界バンタム級王者で現在同級1位のルイス・ネリ(24)=メキシコ=が16日(日本時間17日)、体重超過での王座はく奪処分から復帰3戦目となるバンタム級10回戦を米国テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで行い、元IBF世界スーパーフライ級王者のマクジョー・アローヨ(33)=プエルトリコ=から4度のダウンを奪う圧勝で、5回10秒TKO勝ち。デビューからの連勝を29に伸ばした。

 この試合が米国初戦となるネリは序盤から積極的に仕掛ける。サウスポー同士の一戦で、2回には左アッパーカットで早くもダウンを奪う。3回もロープに詰めて連打からの左でダウンを追加。4回もロープ際の連打で2度倒すと、ラウンド終了後にアローヨ陣営がギブアップした。ネリは「トレーニングを重ねてベルトを奪いにいく」とタイトル戦線への再参入を宣言した。

 ネリは17年8月に島津アリーナ京都で13度目の防衛を目指した山中慎介(帝拳)に挑み、4回TKO勝ちで王座を奪取。しかし試合後、禁止薬物ジルパテロールの陽性反応が発覚したため騒動に。結局、意図的な摂取の根拠がないとして王座はく奪を免れ、3月に両国国技館で山中との再戦を行うことになった。

 その計量で再び騒動を起こす。バンタム級の上限を1回目に2・3キロと大幅にオーバー。再計量でも1・3キロ超過し、王座をはく奪された。しかし強行された試合では、山中を圧倒。計4度のダウンを奪って2回TKO勝ちし、山中は現役引退となった。

 悪質な体重超過を重く見た日本ボクシングコミッションは、ネリに活動停止処分を科し、事実上の永久追放とした。ただ、この処分は国外で適用するものではなく、ネリは10月に地元ティファナでの復帰。復帰2戦を経た時点でWBCランキングは指名挑戦権を得られる1位に上昇している。

 現在、WBCバンタム級はダイヤモンド王者にノニト・ドネア(フィリピン)、正規王者にノルディ・ウーバーリ(フランス)、暫定王者に井上拓真(大橋)と3人のタイトルホルダーが存在する。近い将来ここにネリが絡んでくる可能性が考えられる。

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