K-1王者・卜部功也に挑戦の林健太「僕には子供たちがいる」
K-1の平成最後のビッグマッチ「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K’FESTA.2~」(3月10日、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)で、K-1 WORLD GPライト級王者・卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に挑戦する林健太(同)が4日、同門同士のタイトルマッチに向けた心境を明かした。
同門対決に向けて、林は「抵抗はない。功也くんは本当に良い先輩ですけど、ベルトがかかっている、かかってない関係なく、リングに上がったら誰が相手でも一緒」と言い切った。
「功也くんはホンマに強い」と認める林だが、「僕には僕が勝つことを待っている子供たちがいるんで」、「ホンマに格闘技に対する熱量が、家族のおかげでだいぶ変わりました」と強調する。
「普段は現場仕事をしています」という林は「試合前になると朝から仕事に行って、夜に練習して、子供と会えるのは仕事から帰ってジムに行く前に荷物を取りに行く時だけ」と生活サイクルを説明。「その時に子供たちから『またどっか行くの?ずっと家にいないね』と言われて、それが心に残っている。こんな思いをさせといて『負けました』じゃ自分もしんどいけど、子供たちに合わす顔がない。練習で子供と会えない上に試合で負けるって、男として終わってる」と、家族の存在がモチベーションになっているという。
年末のライト級世界最強決定トーナメントを制した時、子供が保育園で「パパ、K-1で勝ったんだよ!アンパンチしたよ」と自慢してくれたといい、「ホンマに勝つと負けるとでは全然違う。だから功也くんと仲が良いとか良くないとか関係なしに、本気でベルトを取りにいきます」と、戴冠を宣言。「功也くんはパーフェクトで穴がないけど、自分が勝ってる部分もある。気持ちと攻撃力で戦おうと思います」と、攻略を誓っていた。



