井上尚弥のパートナー務めた徐がWBAフェザー級王座奪取 中国3人目の世界王者

 「ボクシング・WBA世界フェザー級タイトルマッチ」(26日、ヒューストン)

 ダブル世界戦が米国テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで26日(日本時間27日)に開催され、セミファイナルのWBA世界フェザー級タイトルマッチでは同級2位の徐チャン(24)=中国=が3-0(118-110、117-111、116-112)の判定で王者のヘスス・ロハス(32)=プエルトリコ=を破り、新王者となった。

 スピードで上回る徐はパンチは軽いものの、的確に連打を送ってポイントをピックアップ。じわじわと前に出てくるロハスの圧力に屈することなくフルラウンドを戦い切り、ジャッジ全員の支持を得た。中国選手としては、元WBC世界ミニマム級王者・熊朝忠、元WBO世界フライ級王者・鄒市明に続く主要団体3人目の世界王者となった。

 徐は、WBA世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が昨年5月にジェイミー・マクドネル(英国)に挑戦する際に、長身のマクドネルに似ているということでスパーリングパートナーとして来日したこともある。戦績は18戦16勝(2KO)2敗。王座を失ったロハスは32戦26勝(19KO)3敗2分け。ロハスは昨年8月の前試合でも体重超過で失格の挑戦者ジョセフ・ディアス(米国)に判定負け(規定上、王座は保持)しており、連敗となった。同級にはスーパー王者としてレオ・サンタクルス(メキシコ)が存在する。

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