オカダ屈辱 ホワイトにわずか14分で撃沈…原点回帰ショートタイツで挑むも大の字

 「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム)

 IWGPインターコンチネンタル選手権が行われ、挑戦者の内藤哲也(36)が王者クリス・ジェリコ(48)を22分35秒デスティーノからの片エビ固めで撃破し、王者に返り咲いた。5年ぶりに東京ドーム大会のメインイベントから外れたオカダ・カズチカ(31)は、ジェイ・ホワイト(26)にわずか14分18秒で敗れた。

 昨年まで4年連続で東京ドームのメインを務め、“カネの雨”を降らせてきたオカダが屈辱にまみれた。ローリング式のレインメーカーをたたき込み、正調のレインメーカーでフィニッシュに持ち込もうとしたが、ホワイトのカウンター気味のブレードランナーに沈んだ。10月にケイオスを裏切ったホワイト、6年半の間、マネジャー役だった外道に制裁を加えたいところだったが、逆にリング上で大の字にさせられた。

 4年ぶりにベルトのないまま迎えた1・4。昨年から1年間ロングタイツを使用してきたが、この日はショートタイツにチェンジ。原点回帰の思いを胸に臨んだが、終盤は外道の介入がない中でホワイトに上回られた。近年名勝負を繰り広げてきたレインメーカーが、わずか14分18秒で撃沈。逆にレスラーとしての岐路に立たされることになった。

 オカダ超えを果たしたホワイトは、控え室で意気揚々。試合後、ブーイングに包まれたことに「言葉の壁があるとはいえ、勝者になんの称賛もないのか?俺がどれだけのことをやったのか分かってるか?」と問いかけ、「棚橋、ケニー、内藤。オカダをあれだけ楽に倒したやつがいるか」と高笑い。「今、俺はベルトを持っていない。メインを見て、その勝者に挑戦する」と、IWGPに挑戦することを表明した。

 「オカダの時代は終わった。これからは“スイッチブレード”。俺と一緒に呼吸しろ。俺の時代だ」。15年に留学生として新日に入門した“青い目のヤングライオン”が、正真正銘の百獣の王となり、新たな時代のけん引者に名乗りを挙げた。

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