棚橋弘至が宣言「新日本で受け継がれた怒りをぶつける」 オメガ「お前は死体になる」

ポーズをとるケニー・オメガ(左)と棚橋弘至=東京・STUDIO COAST
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 「プロレス・新日本」(3日、新木場スタジオコースト)

 4日に開催される東京ドーム大会の公開記者会見が開かれ、IWGPヘビー級選手権試合で対戦する王者ケニー・オメガと挑戦者の棚橋弘至が最後の舌戦を繰り広げた。

 8月にG1クライマックスを制して挑戦権を手にした棚橋がオメガにイデオロギー闘争を仕掛けて以降、激しく意見を戦わせてきた2人。この日は棚橋が「ケニーのプロレスを嫌いと言っただけでポンコツと言われました。こんなに若々しくて疲れないポンコツがいるのかって話でね」と主張し、「ケニー、オレは怒ってるよ。新日本プロレスにおいて怒りという部分は受け継がれてきました。その怒りがオレにはなかったのか、見せずに戦ってきたのか。東京ドームでこの怒り、ケニーにぶつけます。怒りをもって、棚橋は東京ドームで完成します」と宣言した。

 一方、迎え撃つオメガは「何かおかしいと思うのは、オレの挑戦者が今でも勝てるチャンスがあると信じていること。オレのスタイルを大嫌いだと言ったけども、だから何だ。オレはお前より大きくて、速くて、強い。お前がオレにかなわないからそんなこと言うんだろう」と反撃。さらに、棚橋が自身を押しのけて東京スポーツ制定プロレス大賞のMVPに選ばれたことも批判し、「何らかの政治が働いてMVPを受賞したけども、新日本プロレス、日本のプロレスそのものを再構築し続けたオレこそが本当の意味でのトップだと思う。心と魂を込めて戦っている。なのに、この団体はお前みたいな男に映画の主演をさせて、ドキュメンタリーを撮影させて、MVPまで取らせた」と不満をぶつけた。

 続けて、「この試合は日本のプロレスの救世主、ケニー・オメガが主役になる試合だ。だから、全力できてくれていい。ハイフライフローだって何度でも出していいけど、オレにはきかない。ダウンするのはお前だし、二度と起き上がれないかもしれない」と勝利を宣言。“口撃”は止まらず、「3カウントを取った後も自分の気持ちは収まらないかもしれない。死体のようになって倒れているお前に対して、オレはこの手を首にかけるかもしれない。お前は本当の死体になる。お前の長く惨めなプロレス人生が終わりを告げる」と、リング上で息の根を止めることまで予告した。

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