伊藤雅雪、初防衛成功 米国での王座奪取から5カ月、凱旋試合で7回TKO

7回TKOで勝利し、大きくガッツポーズの伊藤雅雪=東京・大田区総合体育館
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(30日、大田区総合体育館)

 トリプル世界戦のメインイベントでWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチが行われ、王者・伊藤雅雪(27)が7回TKOで同級1位・エフゲニー・チュプラコフ(28)=ロシア=を下し、初防衛に成功した。

 7月に米国フロリダ州での王座決定戦で、クリストファー・ディアス(プエルトリコ)に判定勝ちし、世界初挑戦で王座を獲得した伊藤。凱旋防衛戦はトリプル世界戦のメインとなった。無敗の挑戦者がガードを固めて前進してくるが、伊藤は中間距離で思い切りのいい右ストレートを打ち込み、見せ場をつくる。3回には伊藤が、5回にはチュプラコフが偶然のバッティングでともに左目上をカットする。徐々にペースをつかんできた伊藤は7回に挑戦者をコーナーに詰めて連打を送り、試合を決めた。

 伊藤はバスケットボールのスポーツ推薦で駒大高に入るほどの選手だったが、進学した駒大在学中にボクシングに転向。アマチュア経験もないまま09年5月にプロデビューした。15年8月に東洋太平洋王座を獲得し、米国合宿で力をつけ、世界挑戦のチャンスをつかんだ。私生活では駒大時代に学生結婚し、2人の娘の父親。

 伊藤の通算戦績は27戦25勝(13KO)1敗1分け。チュプラコフは21戦20勝(10KO)1敗。

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