ハードVSチャーロ弟のSウエルター級頂上決戦実現か 試合後舌戦「電話に出ろ」

 「ボクシング・WBAスーパー、IBF世界スーパーウエルター級タイトルマッチ」(1日、ロサンゼルス)

 スーパーウエルター級の世界2団体統一王座戦が1日(日本時間2日)、米国ロサンゼルスのステープルズ・センターで開催され、2団体統一王者のジャレット・ハード(28)=米国=が4回1分55秒KOで、挑戦者のジェイソン・ウェルボーン(32)=英国=を沈め、IBF王座は3度目、WBAスーパー王座は初防衛に成功した。

 左肩手術からの復帰戦となるハードが圧倒的有利と見られた一戦だったが、挑戦者が初回から積極的に仕掛ける。4回に入っても、王者をロープに詰めて連打を繰り出した。しかしこの回、ハードがようやく反撃。相手の攻撃が止まった一瞬を見逃さず、右をすくい上げるようなパンチを相手の鳩尾に打ち込んだ。リング中央で沈んだ挑戦者はそのままカウントアウトされた。

 ハードはリング上で中継局ショウタイムのインタビューを受けていたが、今後に話が向いたところで、WBC世界同級王者のジャーメル・チャーロ(米国)が乱入。赤い蝶ネクタイに、派手なネックレスを付けたいでたちでリングインしたチャーロは、インタビューを遮り、「こんな楽な試合で稼いでるんじゃねえよ。そのベルトのデザインが好きなんだ。俺がやってやるよ」と勝手にしゃべり始める。

 するとハードもエキサイト。「ちょっと待て。お前、電話に出ろよ。電話に出て対戦を承諾すればいいんだ」と対戦を迫り、チャーロも「俺の電話はいつでもオンだ」と応じた。

 この試合でハードは23戦全勝(16KO)に戦績を伸ばした。双子のチャーロ兄弟の弟としても知られるチャーロは31戦全勝(15KO)。実現すれば注目のスーパーウエルター級頂上決戦となる。

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