総合格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ」は２９日、１２月３１日の大みそかに行う「ＲＩＺＩＮ．１４」の記者会見を行った。ボクシングの元世界５階級制覇王者のフロイド・メイウェザー・ジュニア（４１）と、キックボクシングの那須川天心（２０）＝ＴＡＲＧＥＴ＝との異種格闘技戦が注目を集める同大会。榊原信行実行委員長は、メーンイベントとなる同試合の試合順、時間について「どこに軸足をおくかで今、相当、喧喧諤諤（けんけんがくがく）になっているところ。もう少し時間をいただいて最終的な発表ができればなと思います」と、悩める状況を明かした。

　世界が注目する一線。総合格闘技の本場・米国でもライブ放送が行われることもあり、「米国のどこのフレームにはめるかですね。第１試合とかそういうことはないと思うんですけど」。通常メーンイベントは最終試合。「イベント進行上でいうと、（メーンを先にする）そんなわけにもいかないので。やっぱり会場で見てもらう人ファーストでラインナップしようとは思ってる。上に行くほど、メーンになっていく形にはしたい」と、見通しを示した。

　同委員長は「今年はカウントダウンをしたい」と、興行が年またぎになることを表明。メイウェザーＶＳ天心は、真の意味で２０１８年最後の大一番となる可能性もある。