怪物ルーキーだ!ビッグダディ三女・詩美、満点プロレスデビュー

 叫女を裸絞めで攻める詩美
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 「プロレス・スターダム」(12日、後楽園ホール)

 3月にスターダムに入門した柔道整復師でタレントの“ビッグダディ”こと林下清志(53)の三女、林下詩美(19)が、3年先輩のジャングル叫女(27)を相手にデビュー戦に臨み、15分フルタイムの引き分け熱闘でファンを魅了。シングル最強を決める公式大会「5★STAR GP」(18日・新木場開幕)への出場も決まった。

 応援に駆けつけた10人の家族が見守る中で、怪物ルーキーが誕生した。165センチ、65キロの恵まれた体格と身体能力に加えて度胸もいかんなく発揮。幼少時から父の指導を受けた柔道技も駆使し、カウンターの一本背負いに続く大外刈りは圧巻だった。

 叫女のパワー・ファイトに対抗してドロップキック、胴絞めスリーパーで攻め、アルゼンチン式背骨折りからのブロクバスターも披露。パワーだけでなくサブミッションも身につけていた。

 試合後は「勝てなかったから90点。でも15分戦い抜けたし、練習してきたものは出し切れた」とクールに話した。5年前の詩美の誕生日には父もプロレス・デビューしており「最高の誕生プレゼントだったし、自分もプロレスラーになれた。トップのパワー・ファイターを目指したい」と、胸を張った。

 公式大会への出場を即決したロッシー小川社長も「センスがあるし、お客さんを引きつけるものがある」と、将来性を高く評価。スターダムでは3年後の10周年に両国国技館再進出も計画しており「記念の舞台でメインに立てるように頑張ってほしい」と、期待した。

 エース候補に躍り出たルーキーは、5★STAR開幕戦のプロ2戦目で中野たむと公式対決。ワールド王者の花月(9月1日・横浜)との試練マッチに続いて叫女との再決着戦(同9日・新木場)も待つ。

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