岩川美花涙の初戴冠 網膜剥離を克服…リング上で「夢みたい」2度目の世界挑戦で悲願

 「ボクシング・WBO世界女子アトム級タイトルマッチ」(29日、KBS京都ホール)

 挑戦者で東洋太平洋ライトフライ級王者の岩川美花(35)が、国内最年長防衛記録を持つ王者、池山直(48)を2-1の僅差判定で下して初戴冠した。

 レジェンドを倒した岩川は「(池山は)強かった。夢みたい」とリング上で涙。無尽蔵のスタミナが武器の池山に対して、長身から繰り出すカウンターとスイッチなどのテクニックで上回った。

 25歳で競技を始め、30歳の時に網膜剥離で1年8カ月のブランクをあけたが「まったくやめるつもりはなかった」と現役続行。ジムを移籍してネット通販会社の発送部門で正社員として働きながら、2度目の世界挑戦で悲願を達成した。「4団体制覇が目標。池山さんの思いを受け継いでいきたい」と夢を語っていた。

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