猪木氏、巌流島決戦のマサ斎藤さんを偲ぶ「語ればきりなく色々思い出します…」
元プロレスラーで参議院議員のアントニオ猪木氏(75)が22日、ツイッターを更新し、14日に75歳で亡くなったプロレスラーのマサ斎藤さんを偲んだ。猪木とマサさんは1987年10月に行われた巌流島決戦で歴史的な死闘を繰り広げた間柄だ。
マサさんの葬儀が行われた22日、猪木氏は飛行機内と思われる自身の写真をアップすると「マサくん、安らかに眠ってください。元気に旅立った事と思います」と、マサさんを追悼。
そして「語ればきりなく色々思い出しますが」と、マサさんとは、あふれでる程の思い出があるとした上で、巌流島決戦の後、皇族の方と東京駅でお会いした際に「開口一番『マサ斎藤さんはお元気ですか?』と聞かれてびっくりしました」と振り返った。
最後に「お疲れ様でした」とレスラーとしても、またパーキンソン病とも戦い続けたマサさんへの思いやりの言葉をつぶやいた。
マサさんは1966年、猪木が豊登と旗揚げした東京プロレスに参加するなど猪木氏との関係は長く深かった。特に87年は、猪木氏とマサさんの年だったと言っても過言ではない。
この年は海賊男の出現で暴動が起きた3月の大阪城ホール大会、ノーロープ手錠マッチとなった4月の両国国技館大会、初代IWGPヘビー級王座決定戦となった6月の両国大会と3度の一騎打ちを経て、10月、巌流島において無観客、ノールール、時間無制限で激突。2時間5分14秒に及んだ伝説の死闘は、猪木氏が裸絞めからのTKOでマサさんを葬った。