棚橋が鈴木撃破で白星発進!右ヒザ関節技耐えて「ワンチャン狙ってました」

鈴木みのる(下)にハイフライフローを見舞う棚橋弘至=大田区総合体育館
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 「プロレス・新日本」(14日、大田区総合体育館)

 真夏のシングルリーグ戦「G1クライマックス」が開幕。Aブロックの棚橋弘至が鈴木みのるを破り、白星発進を決めた。

 1月の札幌大会で鈴木の関節技で右ヒザを負傷し、欠場に追い込まれた棚橋。この日も右足への多彩で執ような関節技にもん絶し続ける大苦戦となった。だが、終盤に意表を突く逆回転のドラゴンスクリューで勝機をつかみ、スリングブレイドからハイフライフロー2連発をたたみ掛けて逆転の3カウントを奪った。

 インタビューでは倒れ込み、右ヒザへのダメージを感じさせたが、「痛い、痛い…、痛くない。当たり前でしょ、G1の初戦じゃん。ほら、立てるじゃん」と立ち上がって無事を強調。「対戦相手は鈴木みのる。ワンチャン狙ってましたから。集中力。ワンチャンス。プロレスの醍醐味。G1クライマックスの激しい公式戦の中で、オレの試合は一服の清涼剤。かと言って、オレが熱くないわけじゃないから」と、してやったりの表情だった。

 出場選手中最多の17年連続17回の出場を誇るエースは「17回出てるから、ただ回数多く出ただけでしょって言われないように。ちょっくら優勝してきます」と最後は優勝を宣言した。

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