K-1初参戦の加藤久輝「ハンドボールが強さの基になっている」

 UFCに次ぐ米国ナンバー2の総合格闘技団体「ベラトール」で主力選手として活躍する加藤久輝(ALIVE)が、K-1の大会「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~第2代フェザー級王座決定トーナメント~」(6月17日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)でのK-1初参戦を前に14日、意気込みを語った。

 加藤はK-1挑戦の理由を「僕は今年36歳で、限られた時間の中でできるだけ多くの試合をしたいし、格闘家としていろいろな挑戦、チャレンジをしたい」と説明した。

 加藤は父親が日本人、母親がフランス人で、生まれはフランス。「父親が柔道をやっていて、自分も少しだけ柔道をやったのですが、すぐにハンドボールを始めました」と、フランスで盛んなハンドボールでキャリアを積んだ。日本の実業団入りし、日本代表にも選出された、いわばスポーツエリートだ。

 ハンドボールは「スピードもパワーもコアも全て強くないと、ジャンプした瞬間に相手に体をぶつけられます。それをさせないだけの体が必要なので、僕はハンドボールがベースにあればある程度の競技には対応できると思っています」と、格闘技でもベースになっている。得意な左のスーパーマンパンチも「ハンドボールの投げ方が半分、パンチのステップが半分。ハンドボールで鍛えた肩が僕の強さの基になっていると思います」という。

 ケガで実業団を退団してフランスに戻り、「近所にあった空道の道場に入会」したのが格闘技歴の始まり。30歳を過ぎてのプロデビューとあって「あまりストレスを感じない」という加藤は、K-1初参戦にも「格闘家として自分がどこまでいけるか追求したい」と冷静だ。

 初戦からいきなりK-1ヘビー級のエース・上原誠(士魂村上塾)と激突するが「僕は年齢的にも時間がないので、いきなり日本最強と言われる相手と戦えてうれしい」と喜んでおり、「上原選手もハードパンチャーで僕もパンチ力に自信があるので、完全決着の試合になると思います」と、KO決着を予告していた。

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