具志堅会長、比嘉の減量失敗に「食べちゃいけないものを…」 ラジオで生謝罪

 ボクシングの白井・具志堅スポーツジムの具志堅用高会長が19日、ニッポン放送のラジオ「垣花正あなたとハッピー!」(月~金曜、前8時)にゲスト出演し、所属選手の比嘉大吾(22)がWBC世界フライ級タイトルマッチの前日計量で体重超過により王座を剥奪されたことについて謝罪した。責任者として「自分が一番悪い」とした上で、「食べちゃいけないっていうのを食べちゃうんですよ」と体重管理に失敗してしまった様子を明かした。

 今回の失態を「やっちゃいけないことをやっちゃったんですよ。日本に昭和27年から世界タイトルマッチを初めて白井義男さんがやって。60人以上の世界チャンピオンが誕生して。国内でチャンピオンが体重オーバーで剥奪されたのは初めてなんですよ。それが僕は一番、関係者、ボクシングファンのみんなにはご迷惑をかけた。本当にお詫びをしたい」と謝罪した具志堅会長は、「もちろん挑戦者は同じ条件で比嘉大吾と。10キロ以上減量する。それをリミットに落としてきた。(挑戦者の)ロサレス陣営には本当、申し訳なかったなと。最高責任者というか、自分が一番悪いなと思っています」と自分の責任を強調した。

 比嘉の再起については、「本人に、二度と(同じことが)起こらない教育をしないといけない。試合に勝つ前に自分に勝たなくちゃいけないスポーツなんですよ。これはもう、誰も助けてくれない。二度とミスしない教育を。いきなりチャンピオンになって、ずっと(表舞台を)走っちゃったんですよね」と体重管理をたたき込むとした。「食べちゃいけないよっていうのを食べちゃうんですよ。お菓子」と食生活にもまずさがあったと語った。

 具志堅会長自身とトレーナーとのコミュニケーションなど、反省点を挙げながら、「いい姿でチャンピオン取りたいですね」と再挑戦を誓っていた。

 比嘉は15日に行われたWBCフライ級世界タイトルマッチに王者として臨んだが、14日の前日計量で制限体重(50・8キロ)を900グラムオーバーして王座が剥奪された。直前まで減量を試みたものの具志堅会長によると「汗が一滴も出ない」ほどの状態で、制限体重まで落とすことを断念した。15日の試合は55・3キロが制限体重に設定された当日計量を経て行ったものの、9回で具志堅会長が棄権を申し入れ、比嘉は敗れた。

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