ボクシングのＷＢＣ世界ライト級王者のミゲル・アンヘル・ガルシア（３０）＝米国＝が、保持していたＩＢＦ世界スーパーライト級王座を返上したことが１７日までに明らかになった。

　“マイキー”ガルシアは３月１０日に米国・サンアントニオで１階級上のＩＢＦ世界スーパーライト級王者のセルゲイ・リピネッツ（ロシア）に挑み、判定勝ちで４階級制覇を達成した。異なる階級の王座を同時保持することになったため、どちらかを返上する必要に迫られていた。ライト級にとどまる決断を下したことになる。

　空位となったＩＢＦ世界スーパーライト級の最新ランキングでは、４位に近藤明広（一力）、５位に岡田博喜（角海老宝石）と日本選手も上位に付けている。１位は空位のため、決定戦の出場も狙える位置だといえそうだ。