K-1Sライト級王者・野杁正明 強豪・大和哲也をKOして初防衛
「K-1 WORLD GPスーパーライト級タイトルマッチ」(21日、さいたまスーパーアリーナ)
第2代王者の野杁正明(24=K-1ジムEBISU)が、かつてムエタイルールで敗れている挑戦者の大和哲也(30=大和ジム)を3回2分57秒、KOに葬り、初防衛に成功した。
同じ名古屋出身でプライベートでも親しい2人だが、開始ゴングからアグレッシブなファイトを繰り広げ、野入が1回終了間際、左跳び膝蹴りでダウンを奪う。
大和もパンチ、前蹴りを中心に前進するが、野杁はハイキック、後ろ回し蹴りなど多彩な武器で主導権を渡さず。最終3回には連打でスタンディングダウンを奪い、立ち上がってきた大和を連打でマットに沈めた。
野杁は「相手はプライベートから良くしていただいている哲也くんということで、こういう試合内容になったかなと思います」と激闘を振り返った。所属するK-1ジムEBISUは今年に入って代表が交代するゴタゴタに見舞われたが、「いろいろあったけど、世界一のチームにしていく」と誓っていた。