木村翔が五十嵐俊幸と初防衛戦 大みそかはトリプル世界戦

 大みそかに世界戦を行うWBOフライ級王者の木村翔(左)と挑戦者の五十嵐俊幸
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 「ボクシング・WBO世界フライ級タイトルマッチ」(12月31日、大田区総合体育館)

 王者・木村翔(青木)が指名挑戦者で同級1位で元WBC世界同級王者の五十嵐俊幸(帝拳)を迎える初防衛戦の発表が21日、東京・飯田橋のホテルグランドパレスで行われた。17日にワタナベジムが発表したダブル世界戦のセミファイナルとして追加され、大みそかはトリプル世界戦となる。

 木村は7月28日に中国・上海で、五輪2大会連続金メダリストで「中国の英雄」と呼ばれる鄒市明(ゾウ・シミン、中国)を11回TKOで下し世界フライ級王座を獲得した。がい旋の防衛戦となる木村は「格で言ったら五十嵐選手の方が全然上ですが、自分のパンチが当たれば必ずKO決着になる。死にものぐるいで取ったベルトなのでだれにも渡すつもりはない」と、表情を引き締めた。

 五十嵐は12年7月にWBC同級王座を獲得。13年4月8日、2度目の防衛戦で八重樫東(大橋)に判定負けして王座陥落以来、4年9試合ぶりに世界タイトルマッチのチャンスをつかんだ。アマ時代に鄒市明とも対戦経験があり「木村選手と鄒との試合も見ました。自分も気持ちが強いと思うが、木村選手はそれ以上に精神力が強い。気持ちを折らないように頑張るしかない」と意気込んだ。

 木村は埼玉県熊谷市出身の28歳。戦績は15勝(8KO)1敗2分、デビュー戦で1回TKO負けして以来負け知らずの右ファイター。五十嵐は秋田県由利本荘市出身の33歳で、23勝(12KO)2敗3分、現在2つの引き分けを挟み6連勝中の左ボクサー。

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