井岡王座返上 父・一法会長「結婚してからコンスタントに練習できてない」

 ボクシングWBA世界フライ級王者の井岡一翔(28)=井岡=が保持していた王座を返上したことが9日、明らかになった。井岡の父で所属ジムの一法会長(50)が大阪市内で会見し、発表した。11年から続いていた大みそかの世界戦も6年連続でストップする。

 井岡は今年5月17日に歌手の谷村奈南(30)と結婚。結婚後は大阪から東京に住まいを移した。井岡と夏以降話し合いを重ねてきたという一法会長は「結婚してからコンスタントに練習できていない。(井岡)本人がスイッチを切り替えたら、来年に世界前哨戦をノンタイトルでやるかもしれないが、それも本人次第。本人のモチベーションがなく、身を引くなら引退式もやる。二つに一つ」と引退の可能性にも言及した。

 東京に移った息子の一翔について「仮住まいでもいいから、試合前に環境を変えてでも(大阪で)やるのがよかったが、環境を変えられなかった。今から準備したのでは大みそかに間に合わない」と説明。大みそかに井岡との対戦を熱望していたWBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22)=白井・具志堅=との統一戦実現も絶望的となった。

 井岡は谷村と2015年3月に交際をスタート。今年5月に入籍し、谷村の30歳の誕生日である9月10日にハワイで挙式した。谷村のブログやツイッターには井岡とのラブラブ写真がたびたびアップされている。

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