恒成VS田口、年末の統一戦絶望的 田中眼窩底骨折の疑い「体が最優先」

 ボクシングWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22)=畑中=が2度目の防衛から一夜明けた14日、大阪市内で記者会見。両まぶたを大きく腫らし「最初のジャブが左目に当たり、二重に見えるようになった」と説明した。

 畑中会長によると、13日に大阪市内の病院で診断を受け、眼窩(がんか)底骨折の疑いがある。名古屋に戻り、再び精密検査を受ける予定。年末の実現を目指していたWBA同級王者・田口良一(ワタナベ)との統一戦は絶望的となった。

 「体を完璧にすることが最優先。治った時に次を考えたい」と同会長。不可抗力の負傷にもかかわらず、田中は「悔しさと情けなさでいっぱい。田口選手はもとより、関係者の皆さまに申し訳なく思っています。すみませんでした」と、王者の責任感から頭を下げた。

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