元4団体制覇王者、高山勝成が台湾代表候補とエール交換、ともに東京五輪目指す

台湾体育運動大の女子選手を指導する高山勝成(手前右)
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 ボクシングの元世界4団体制覇王者で、アマチュアとして2020年の東京五輪出場を目指す高山勝成(34)=名古屋産大=が8日、愛知県尾張旭市の同大で合宿中の台湾体育運動大ボクシング部の選手に指導を行った。

 両大学が学術協定を結んでいるため実現したもので、東京五輪代表候補ら男女6人に指導した高山は「台湾の選手はパンチはあるがきれいすぎるボクシングなので、フェイントのやり方などの技術を教えると一生懸命聞いていた」と話した。

 自身も東京五輪出場を目指し、元プロのアマ登録を可能にする規則改定を希望している。台湾のホープたちとの合同練習で「みんな一生懸命上を目指している。学びたいという姿勢に僕も気づかされたことがある」と刺激を受けたようす。合宿は9日で終了するが「気持ちの面や戦術で何か彼らにプラスになれば」と真摯(しんし)に語った。

 昨年、台湾の国内大会で優勝した五輪代表候補の林宏達(20)は「高山さんの技術、経験は大きい」と感謝。足の運びや視線の配り方など細かいプロの技術は新鮮だったようだ。高山と同じ階級でもある林は「(五輪で)対戦したい。たくさん練習し、高山さんのビデオも分析すれば実力アップする自信がある」と語っていた。

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