WBO新王者の木村が帰国 「実感ない」

 28日に上海で行われた世界ボクシング機構(WBO)フライ級タイトルマッチで新王者となった28歳の木村翔(青木)が29日、成田空港に帰国し「全然寝られなかった。どこで実感が湧くのだろうというくらい、実感がない」と笑顔で話した。

 2008年北京、12年ロンドン両五輪の金メダリストの鄒市明(中国)をTKOで破る番狂わせで、日本ボクシングコミッション(JBC)公認試合では日本選手として36年ぶりに敵地で王座に就いた。「まぐれと言われないようにこれからが勝負」と意欲を燃やし、世界ボクシング協会(WBA)フライ級王者の井岡一翔(井岡)らとの対戦も希望した。

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