田口良一がV6防衛、田中恒成と統一戦熱望

6回、ロベルト・バレラ(右)の顔面に左フックを放つ田口良一=大田区総合体育館(撮影・堀内翔)
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 「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦」(23日、大田区総合体育館)

 WBA世界ライトフライ級王者、田口良一(30)=ワタナベ=が、同級1位ロベルト・バレラ(24)=コロンビア=に9回24秒でTKO勝ちし、6度目の防衛に成功した。田口は初回、先に仕掛けてきた相手に左ボディーなどで応戦し、そこから左右のフックやボディー攻撃でプレッシャーをかけ続けた。

 バレラも左右のフックやボディーで反攻したが、8回には田口の執ようなボディー攻撃にロープを背負ってグロッギー気味になり、9回に入ってレフェリーが試合を止めた。前戦をドローで防衛した田口は、強打者を接近戦で終始圧倒した内容に「前戦がふがいなかったので払しょくしたかった。1回からいこうと思った」と振り返った。

 リングサイドの放送席では、勝てば統一戦の可能性があるWBO同級王者・田中恒成(22)=畑中=も熱視線を送った。試合後、田中はリングに上がって田口をねぎらい「自分が思う最強の相手。自分も9月13日に大阪で防衛戦をするので、それに勝って(田口と)向き合えることを望んでいます」と統一戦を熱望。「間違いなくかみ合う」という田中に、田口も「確実にかみ合います。年末に勝負できたらいい」と恒例の年末興行での実現に思いをはせていた。

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