新日本G1開幕!内藤、飯伏との死闘制すも「一番の消化試合」

 「プロレス・新日本」(17日、北海きたえーる)

 真夏のシングルリーグ戦「G1クライマックス」が開幕。Aブロックの5試合が行われ、内藤哲也が飯伏幸太を下して白星発進を決めた。

 約1年9カ月ぶりに新日本のマットに立った飯伏に対し、飯伏が新日本を去った後に“制御不能軍団”ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを率いてトップスターの1人に登り詰めた内藤。ともに35歳でかつてはライバル的な関係にあり、対戦成績は飯伏の2勝1敗だった。

 場内が“内藤コール”と“飯伏コール”が2分する興奮状態となる中で始まった一戦。内藤が多彩なネックブリーカーを乱発して飯伏の首を集中攻撃すれば、飯伏も驚異的な身体能力を生かしたアクロバティックな技を繰り出し、ミドルキック10発以上も連発して内藤をダウンさせるなど激しく反撃する。

 さらに、飯伏はデスティーノを放とうとした内藤を抱え上げてやり投げでコーナーにぶつけると、内藤も雪崩式のリバースフランケンシュタイナーを繰り出すなど荒技が飛び交う死闘に発展。そして終盤、内藤は飯伏は雪崩式の脳天くい打ちを受けて絶体絶命のピンチに陥るもカウント2・9で返し、続く飯伏の掌打連発からのハイキックを交わすとデスティーノで返し、さらに連発して24分超の戦いにピリオドを打った。

 内藤はインタビューで「初戦に勝った、だから何?飯伏に勝った、だから何だよ?オレはG1クライマックスに優勝したくてエントリーしてんだよ。飯伏に勝ちたいからエントリーしてる分けじゃない。それに言ったでしょ、一番の消化試合は飯伏戦だって」とうそぶくようにコメント。一方、久々立った新日本のリングに向かって土下座をするように礼をして花道を引き上げた飯伏はしばらく目頭を押さえながら、「すみませんでした。ありがとうございました」とだけ話して去って行った。

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