井上尚弥、八重樫東のダブル世界戦が発表
「ボクシング・ダブル世界戦」(5月21日、有明コロシアム)
大橋ジムは4日、都内で記者会見を開きWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥の5度目の防衛戦とIBF世界ライトフライ級王者・八重樫東の3度目の防衛戦を発表した。
井上尚は同級2位のリカルド・ロドリゲス(米国)を迎える。27歳のロドリゲスは16勝(5KO)3敗。井上尚は「接近戦がうまい選手。下半身を強化しているので、しっかりパフォーマンスしたい」と意気込んだ。
八重樫の挑戦者はミラン・メリンド(フィリピン)。昨年11月に八重樫の負傷
による暫定王座決定戦でファーラン・サックリン・ジュニアに判定勝ちした。だが、この試合で受けたダメージのため12月30日のタイトル戦を辞退したため、八重樫はサマートレック・ゴーキャットジム(タイ)と2度目の防衛戦を行い12回TKO勝ちを収めた。メリンドは35勝(12KO)2敗の29歳、右ボクサーファイター。
八重樫は「ケガもなく順調です。もともとメリンドとやると分かっていたので対策もしっかりやっている」と話した。
また、ロンドン五輪銀メダリストの清水聡がフェザー級8回戦で山本拓哉(エディタウンゼント)と対戦することも発表された。清水は東洋太平洋同級13位の芹沢天明(姫路木下)と対戦する予定だったが、3月19日に山本が芹沢に判定勝ちしランキング入りを確実としたため対戦相手変更となった。
清水は「ランカーと対戦するのは初めて。尚弥や八重樫さんと一緒に試合をするので、いかにインパクトのある試合をするかだと思う。前回イメージ通りきれいに倒せたので、今回も行ければと思う」と話していた。