新日本・柴田「オカダの素の部分引き出す」4・9両国でIWGP挑戦決定

 新日本プロレスは21日、都内の事務所で、シングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」で初優勝した柴田勝頼(37)の一夜明け会見を開き、柴田が4月9日の東京・両国国技館大会でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)へ挑戦することを発表。柴田は「オカダの素の部分を引き出す」と闘志を燃やした。

 前日、優勝者に与えられるIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル、NEVER無差別級のいずれかへの挑戦を選択できる権利を得てオカダへの挑戦を選んだ柴田は、正式決定に「よかったです。優勝したら挑戦出来るとは聞いていましたが、本当にできるんだなと」と、安どの表情。オカダとのシングル戦は1度しかなく、「触れなかったですね。ようやくですね。1回、G1で戦ったことがありますが、タッグでも数回。4、5年で、リング上(で一緒に)にいた時間は2、30分もないんじゃないかと思う」と感慨深げに話した。

 そして、「オレが言ったら言っただけ、オカダから離れていく。会社が一番大事にしている選手だから分からないでもないですが、ここまで過保護にしていいのもなのか。すばらしい選手だと思いますけど」と指摘。「いつ何時、誰からの挑戦も逃げないで戦った自負はあります。その精神というか、根本にある新日本プロレスにいるのであれば、そこは変えてないというかないというか、そこは大事にしないといけないんじゃないのかな」と力説した。

 13年ぶりの挑戦となるIWGPヘビー級王座への思い入れを問われると「ベルトってどうなのかなと思っていたんですけど、(NEVER無差別級王座を)去年1年持って、3番目のベルトですよ。必要ないと思っていたんですけど、大事なんだなと。中心になって動かしていくものなんだなと思いました。象徴として」と説明。「(ベルトを獲って)動かしていきたいというか、新しい風景にしていきたい。オレが(新日本に)再び上がりだしたときも、(王者は)オカダだったし、今もオカダ。IWGPで対戦する選手も似たようなのばっかりなので、一つ風穴を開けたいという気持ちはある」と意気込んだ。

 最後は「オカダと戦えることは楽しみであり、オカダ・カズチカの素の部分をどれだけ引き出して試合をするか。アイツはレインメーカーとしてプロレスラーをやっているんですよ。マスクマンじゃないけどマスクマンみたい。見たことないオカダを引き出したいですね。それがイヤなんじゃないですか」と、オカダの“心のマスク”をはぐことを予告した。

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