新日本・タイガーマスクWが前哨戦でオカダ撃破!初めて話した「ありがとうございました」

 「プロレス・新日本」(1日、東京・後楽園ホール)

 テレビ朝日系のアニメ「タイガーマスクW(ダブル)」から飛び出した謎の覆面戦士タイガーマスクWがデビュー3戦目にして“聖地”後楽園ホールに初登場。6日の東京・大田区総合体育館大会でノンタイトルの一騎打ちを行うIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカに、タッグの前哨戦で勝利した。

 Wはタイガーマスクと虎タッグを結成し、オカダ、外道組と激突。過去2戦は自身と同じアニメから飛び出したレッドデスマスク、タイガー・ザ・ダークが相手だったが、今回が初めての新日本のレスラーとの対戦だった。

 驚異的な身体能力の持ち主であるWは、この日もトップロープの反動を利した高さ抜群のミサイルキック、その場飛びムーンサルトプレスなどの華麗な空中殺法と鋭いキックなどで観客を魅了。オカダに対して優位に試合を進め、最後は場外への三角飛びケブラーダを豪快に決めてオカダを排除すると、タイガーが外道を猛虎原爆固めで葬り去った。

 試合後はまずオカダがマイクを握り、「おい、タイガーマスクダブリュ!こう言うと会社に怒られるんだよ。もう知ってるよ、タイガーマスクダブル」と、自身の失敗談を持ち出して笑いを誘い、「大田区、楽しみにしてるよ。ただ、アニメのオカダと現実のオカダはまったく別物だからな。覚悟しとけ、この野郎」と挑発して退場。一方、Wはデビューからノーコメントを貫いており、タイガーマスクが「Wは必ずオカダの首を取るといっています」と代弁した。

 だが、花道を引き揚げると、Wは口を開き、タイガーに「ありがとうございました」と声をかけてガッチリ握手。話したのはそれだけで、その後はタイガーがコメントし、「このご時世、誰でもマスクをかぶるとタイガーマスクになってしまう。だけど、彼は今やっているアニメのタイガーマスクWとしてやっているわけだから、自分がタイガーマスクの先輩として応援したい。彼は必ずオカダを破ってくれると思うし、タイガーマスク系列がIWGPヘビー級のチャンピオンを倒すと、歴史に残ると思う。ボクは彼のセコンドに付かせてもらおうと思う」とバックアップを約束した。

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